ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 歴史 > メールマガジン「あおもり歴史トリビア」 > 「あおもり歴史トリビア」第113号(2014年6月27日配信)
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更新日:2022年7月14日
こんにちは!室長の工藤です。
先週末、昨年5月に三陸復興国立公園に指定された種差海岸を散策するトレッキングツアーに参加してきました。この日はお天気にも恵まれ、葦毛崎展望台をスタートに、白浜海水浴場などを経ながら、種差天然芝生地(JR種差海岸駅周辺)までの約5.4kmを2時間半ほどかけて楽しく歩いてきました。
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種差天然芝生地
さて、この種差海岸にゆかりのある人物は数多くおりますが、そのなかのひとりに、大正から昭和にかけて数多くの鳥瞰図(ちょうかんず)を手がけた吉田初三郎(よしだ はつさぶろう)がいます。初三郎は、この地に別荘兼アトリエ「潮観荘(ちょうかんそう)」を建て、活動の拠点としていました。潮観荘は火災で焼失してしまいましたが、昨年県立美術館の展覧会「種差―よみがえれ 浜の記憶」で、CGを使って再現したものを公開していましたね。なお、潮観荘の跡地は、JR種差海岸駅のすぐ傍にあり(「吉田初三郎邸宅跡」という大きな看板が目印)、そこからは種差海岸が見渡せます。昼食時間の合間を縫ってのわずかな時間ではありましたが、初三郎が愛した風景を私も愉しんできました。
潮観荘跡地
また、初三郎は、昭和7年(1932)と昭和23年の2度にわたって青森市の鳥瞰図を描いています。このうち、昭和23年のほうについては、昨年8月にホームページ(および冊子版)限定の「あおもり歴史トリビア」特別号で紹介いたしました。
そして、ここでイベントのご案内です。来月から市民図書館との共催で、毎月第3水曜日に「あおもり歴史トリビアを読む会」というのを始めます。その1回目で、吉田初三郎が描いた青森市の鳥瞰図を取り上げます。すでに紹介した昭和23年の鳥瞰図に加え、昭和7年の鳥瞰図も紹介する予定です。また、あわせて市民図書館で所蔵する郷土資料も紹介できたら…と考えています。
このイベントの日時・申込方法といった詳細については、『広報あおもり』7月1日号でご案内いたしますので、よろしければご参加ください。
第1回「あおもり歴史トリビアを読む会」のようす
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