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更新日:2024年4月1日

病理診断科

医師紹介

部長 楠美 智巳

【資格等】
日本専門医機構病理専門医、日本臨床細胞学会細胞診専門医、死体解剖資格、日本専門医機構臨床検査専門医、日本整形外科学会整形外科専門医

 

病理診断について

病気の診断には臨床診断と病理診断があります。病理診断は最終診断ともいわれ、なくてはならないものです。直接患者の皆様と相対することはありませんが、間接的に診断に関わっています。

病理部門の日常業務は大きく分けて外科病理、細胞診、病理解剖の3つに分けられます。当院の外科病理検体は年間3,600件前後、細胞診検体は年間1,500件前後となっています。

 

外科病理

生検及び手術で摘出された検体の診断をします。例えば、胃や大腸カメラで腫瘍が疑われる場合、その一部を採って顕微鏡標本を作製し、腫瘍か否か、良性か悪性(癌)かの診断を下します。また、手術で摘出された悪性腫瘍がどのくらい進行しているかを判定します。手術中にも短時間で病理診断を下し、手術法の決定に関与します。

〔乳癌〕

〔良性乳腺腫瘍〕

細胞診

喀痰・尿等に剥離した細胞、子宮・気管支等を擦過して得られた細胞、乳腺・甲状腺等の腫瘍に針を刺し吸引した細胞から良悪性の判定をします。この方法は体に対する侵襲が少ないという利点があります。


〔乳癌の細胞像〕

病理解剖

病気で亡くなられた方のご遺体を解剖し、死因、病気の状態、治療効果等を調べることを目的としています。これにより診療活動へのフィードバックなど、医学の進歩に貢献することが期待されます。

 

令和4年度実績

検体別 件 数

前年度比

生 検

1,706

△124

手 術

1,144

△37

術中迅速

171

細胞診

1,337

△202

合 計

4,358

△363

 

関係施設認定

  • 日本病理学会研修登録施設

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