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更新日:2024年10月28日
市では、本市農水産物の高付加価値化及び農水産業者等の所得向上を図り、もって地域の活性化及び農水産業の振興に資することを目的に、あおもり産品を活用した新たな付加価値を創出する事業を行う生産者及び事業者等に対して、当該年度の予算の範囲内で補助金を交付しています。
(※募集は終了しました)
市内に住所を有する生産者、市内に主たる事業所を有する生産者団体、中小企業者、小規模企業者若しくは個人事業者であって、あおもり産品を活用した新たな付加価値を創出する事業を行うもので、次のいずれにも該当するもの。
(1)市税を滞納していないこと。
(2)青森市暴力団排除条例第2条第2号に規定する暴力団員及び暴力団員と社会的に非難されるべき関係にある者でないこと
本市農水産資源であるあおもり産品を活用し、新たな付加価値を創出しようとする取組で、以下の事業を対象とします。
新商品(サービス)開発事業 |
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既存商品ブラッシュアップ事業 |
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補助対象経費
謝金/旅費・宿泊費/委託経費(調査・デザイン)/原材料費・加工費/資機材の購入費/品評会の開催及び出品に係る経費/その他市長が特に必要と認めた経費
補助金の額
補助対象経費の合計額の2分の1に相当する額または50万円のいずれか低い額以内の額とする。
(※補助金の額に100円未満の端数が生じた場合は、その端数を切り捨てる。)
補助金の交付を申請する際は、青森市あおもり産品ブランド価値向上支援事業補助金交付申請書(様式第1号)に必要書類を添えて、市(あおもり産品支援課)へ提出してください。
(1)事業計画書(様式第2号)
(2)収支予算書(様式第3号)
(3)誓約書(様式第4号)
(4)定款(任意団体の場合は規約)の写し(個人事業者の場合は除く。)
(5)直近2期分の決算書の写し(事業開始から2期未満の場合は、1期分とする。)
(6)法人の登記事項証明書(任意団体及び個人事業者の場合は、代表者の住民票)
(7)市税に係る納税証明書または市税の納付状況の確認に係る同意書
(8)補助対象経費の内容を明らかにする見積書等
(9)その他市長が必要と認める書類
1 事前個別相談
申請する前に、市(あおもり産品支援課)へ事業の方向性や事業計画等について、ご相談ください。
2 補助金の申請
青青森市あおもり産品ブランド価値向上支援事業補助金交付申請書(様式第1号)に必要書類を添えて市(あおもり産品支援課)へ提出してください。
補助金の申請締切は令和6年6月12日(水曜日)です。
(※当該年度の予算の範囲内で補助金を交付します。また、令和7年3月31日までに実績報告が可能な事業に限ります。)
3 審査委員会
申請書類の審査後、審査委員会(プレゼンテーション・質疑応答)を開催します。
4 補助金の交付決定
審査委員会からの意見聴取後、市が補助金の交付を決定します。
5 中間報告
補助事業の途中経過について報告していただきます。
6 実績報告
補助事業完了の日から起算して20日を経過した日または令和7年3月31日のいずれか早い日までに提出してください。
7 補助金の交付額確定
事業実績報告書等の書類、聞き取り調査等を行い、適正に実施していることが認められた場合に、補助金の交付額が確定します。
8 補助金の請求・交付
市(あおもり産品支援課)へ請求書を提出していただいた後、指定の口座に振り込みます。
市では、本市農水産物である「あおもり産品」のブランド力を底上げし、農林漁業者等の経営多角化、所得向上及び雇用創出を図るため、6次産業化等を実践する、または実践しようとする農林漁業者等に対し、専門アドバイザーによる適切な助言・指導を行う支援を実施しています。
(※募集は終了しました)
6次産業化等を実践する、または実践しようとする農林漁業者等で、個人・団体(法人)問わず、以下の要件を満たす者
(1)青森市内に住所を有する生産者または市内に主たる事業所を有する生産者団体であること。
(2)農水産物の生産またはあおもり産品を活用した特産品等の販売を行っていること。
(3)アドバイザーの意見を取り入れながら、あおもり産品を活用した新たな付加価値の創出に関し、積極的にあおもり産品の魅力づくりに取り組む意欲と継続的な生産・販売活動を行う意思があること。
(4)青森市暴力団排除条例(平成23年青森市条例第33号)第2条第2号に規定する暴力団員及び暴力団員と社会的に非難されるべき関係にある者でないこと。
平山 良雄 氏(1級販売士/流通コーディネーター/6次産業化アドバイザー)
専門アドバイザーによる支援を希望する場合は、専門アドバイザー支援事業申請書(様式第1号)に必要書類を添えて、締切日までに市(あおもり産品支援課)へ提出してください。
申請締切日は令和6年9月10日(火曜日)です。
(1)エントリーシート(申込者調書)(様式第2号)
(2)参加にあたっての留意事項及び誓約書(様式第3号)
陸奥湾や八甲田といった雄大な自然に囲まれた青森市。
里・山・海の幸といった「あおもり産品」を活用して積極的に6次産業化の取組に挑戦している
『あおもり幸びと』をご紹介します。
想いは健康への一助。農産物の生産と加工を通して、
多くのかたへあおもり産品の魅力を伝えたい。
Willow'sファーム
立柳 直子 さん
青森市の筒井八ッ橋で赤菊芋、カシス、食用ほおずきの生産・加工を手掛けるWillow'sファーム。
代表の立柳直子さんは同市雲谷で平成22年からカシス、同市幸畑で平成29年から赤菊芋、令和2年から食用ほおずきの栽培を始めました。
栽培する品種については、それぞれが持つ特性をより詳しく研究し試験栽培を繰り返すことで、青果として販売することだけではなく、保存性や加工商品を作る場合を想定したうえで栽培に取り組まれています。
また、青森県が認証する「特別栽培農産物」制度を受け、一次産品としての美味しさと安心・安全な栽培方法にこだわっています。
カシス/赤菊芋/食用ほおずき
「令和4年12月に自宅を改装して加工場を作りました。自社で生産した青果の加工商品の開発を行い、多くのかたから支援及び助言を頂きながら、少しずつですが加工商品のラインナップが徐々に増えてきました。自宅敷地内に直売所を開設した直後コロナ禍に入り、やむなく休業に追い込まれる厳しい状況の中、現在は通販・委託販売がほとんどですが、一年を通して食卓に商品を届けたいという思いで商品を作っています。」
加工商品いろいろ
「農業で生計を立てていくためには、加工商品の取組は必要不可欠だと感じています。ただ、最初から加工製造を委託に頼ってしまうと、ロットや価格の面で在庫を抱えてしまうリスクがある。その点自社加工場は、試作、小ロット、軌道修正…など、柔軟な対応ができ、小規模ながらの強みがあります。」
立柳さんは、青森県の事業や本市の事業を通して、これまで6次産業化の実践者として様々な取組を続けていらっしゃいます。
「連携は本当に大事だと感じています。市や県、相談会での支援があったからこそ、ここまで前向きに取り組んでこられました。時代のニーズにあった情報共有もできますし、補助金事業などにはいつも助けられています。そのおかげで色々な商品を開発することができ、新しいお客さんとの出会いも生まれます。」
令和4年から、地域の一員として市内就労継続支援施設と協同し農福連携を実施するなど、社会貢献活動の一助としても活躍できるような活動も行っています。
作業中の様子(農福連携)
立柳さんの取組の根底には、ご家族の健康のみならず、多くの人々の健康の一助へ繋がれば…という想いがあります。
元々は文具メーカーの営業とし働いていた立柳さん。30代半ばに入ったころ、ギフト関連の仕事をしたいとそれまで勤めていた仕事を辞め、パート職などを経験。カシスに出会ったのはそんな時だそう。
「農業経験ゼロのままに始めたのがカシス栽培です。その歴史や美味しさにどんどんハマっていきました。赤菊芋は母が肺がんを患ったことかきっかけです。血糖値が高く中々手術ができない中、ある雑誌で「赤菊芋が良い」と知り、藁にもすがる思いで赤菊芋を摂り始めたところ血糖値が下がってどうにか手術をすることができました。高血糖で悩んている人の多いこと。もうこれは、困っている人達のために良い赤菊芋を作らねば!と勝手に使命感に駆られたんです。食用ほおずきもスーパーフードと呼ばれていることを知り、作付けするように。でも、一番大切にしているのは美味しさです。成分も大事ですが、美味しくないと続かないですよね。」
クリマ テ゛ィ トスカーナ 佐藤シェフ(青森市出身)と立柳さんご夫妻
「栽培している中で特に食用ほおずきは、誘引※や虫食いで栽培にとても手間がかかります。でも、お客様の“美味しい”がうれしくて作業を後押ししてくれます。今では都内レストランや県外業者のかたとも取引ができるようになりました。リピートしてくれる個人のお客様も増え、応援の言葉も頂きます。くじけそうになることが多くありますが、皆さんのおかげで今の自分がいるんだと感謝の気持ちを胸に活動しています。」
(※植物の生長に応じて、茎や葉を支柱やネットに固定する作業)
ひたむきに産品と向き合い、試行錯誤を重ねた加工商品の研究に惜しまない立柳さんの姿の根幹には、人と人との繋がりを大切に想う丁寧さが伝わってきます。
挑戦を続ける立柳さんに今後も目が離せません。
更新情報
2024年10月28日、あおもり産品で未来を拓くパーソンレポートを追加しました。
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