更新日：2019年4月1日

 青森市民病院では『がん登録』を行っております

　『がん登録』は、「がん登録等の推進に関する法律」に基づき、2016年から全国の病院で実施が義務づけられています。『がん登録』とは、各医療機関でがんの診断・治療を受けた患者さんの情報を登録する制度です。当院の『がん登録』のデータは、厳重な取り扱いのもとで国に提出され、がん医療の向上やがん予防などに役立てられます。がん登録の推進についてご理解とご協力をお願いいたします。

１　がん登録に記録される内容

　がん登録等の推進に関する法律が定める「届出項目」に従い、診療内容、治療内容、がん患者さんの基本情報などを登録します。また、がんと診断されてから3年後と5年後に予後調査（生存確認調査）が行われますが、調査実施の際、情報の把握ができない場合は、住民票照会による生存確認を行う場合があります。
　予後調査の住民票照会に関しては、患者さんの申し出により拒否することができます。拒否したことによって、診療等における不利益を受けることは一切ありません。

 　　住民票照会による予後調査拒否申請書（PDF：57KB）

 

 ２　個人情報の保護等について

 　『がん登録』の情報については、公衆衛生向上の必要性から、「個人情報の保護に関する法律」の適用除外事項に該当するため、患者さんへの同意を得ずに登録されております。登録された情報は、「がん登録等の推進に関する法律」「青森市個人情報保護条例」「青森市民病院個人情報保護方針」を遵守し、患者さんのプライバシーや権利が侵害されることのないよう厳重に管理いたします。

 

３　登録された情報の活用について

　登録された情報は、厳重な取り扱いのもとで国に提出され、がん医療の向上やがん予防の研究・調査に使用されます。
　また、当院独自に集計・分析を行った結果を公表することがあります。集計報告等、結果を公表する際は個人が特定されることがないよう匿名化することが義務づけられています。