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更新日:2024年3月26日
臨床検査部では患者さんから採取された検体(血液・尿・便・臓器など)や患者さんの体に機械を装着して検査を行っています。そしてそこから得られた結果をもとに、患者さんの体内の状態や病気の原因、治療効果などを正確に伝える役目を果たしています。
そのために臨床検査技師ひとりひとりが各種検査の認定資格取得に努め、徹底した精度管理のされた高い技術で業務を行っております。また検査環境の工夫をして患者さんが安心して検査を受けていただけるように日々心掛けています。
当院検査室では一般社団法人日本臨床検査技師会の発行する精度保証認定を受けており、精度が十分に管理された検査結果を報告しております。
●血球計数・形態検査
貧血や白血病などの血液疾患について検査を行います。
●凝固検査
血栓形成の指標や、治療効果の判定のために行います。
●生化学検査
血液に含まれる成分を測定し、肝臓、腎臓、心臓、筋肉などの状態を把握するための検査です。
脂質関連・糖尿病関連の検査も含まれており、生活習慣病の把握にも役立てられます。
●感染症・内分泌・腫瘍マーカー関連検査
腫瘍を示唆する成分の測定を行います。
●尿検査
体の異常により出現する尿中の成分を検査します。
輸血療法が安全に行われるために、血液製剤が患者さんに適合しているか検査を行います。
認定輸血検査技師が専従しており、輸血の際にはベッドサイドで副作用の有無を確認しています。
輸血前後の感染の有無についても確認しており、安全性の確保に努めております。
患者さんから採取した材料(血液、膿、痰、便、尿、分泌物、髄液など)から、食中毒や炎症の原因となる微生物の正体をつきとめ、どの抗菌薬が治療に有効であるかを検査します。
国際細胞検査士や細胞検査士が従事し、専門の病理医によって診断されます。
内視鏡検査や手術で摘出した臓器が良性か悪性かの判断、採取された材料にがん細胞がないかどうかを顕微鏡で観察する検査です。
手術中の迅速診断にも対応しており手術の範囲が適正かどうかも判断しています。
●心電図検査
認定心電検査技師が従事しており詳しい解析を行っています。
心臓の電気的活動を記録する検査で、主に不整脈などがわかります。
24時間心電図検査は胸に機器を装着したまま一日過ごしてもらい、普段の生活上で心臓の動きにどのような変化があるかを解析します。
●肺活量検査
肺が、酸素を体内に取り込み、二酸化炭素を体外に排出する機能の状態を調べます。
慢性気管支炎、気管支ぜんそく、肺線維症、肺気腫などの診断に役立ちます。
●血圧脈波検査
動脈硬化の程度を評価する検査です。所要時間は10分程度です。
ベッドにあおむけになり両上腕と両足首の計4か所に血圧測定のカフを巻き、血圧と脈波を測定します。
●脳波検査・神経筋電図検査
頭部や手足に電極を装着し、脳や筋肉の電気的活動を記録します。
脳波検査は閉眼安静時、睡眠、深呼吸、光刺激などの検査を行い、所要時間は1~1時間30分程度です。
●超音波検査
認定超音波検査士(循環器、消化器、健診、産婦人科)による検査です。
高周波超音波を利用して体内の形態的な異常を画像としてとらえる検査です。
所要時間は30分程度。腹部超音波検査では絶食してもらい検査を行います。
●チーム医療
脳神経外科、整形外科、心臓血管外科などの手術の際の術中電気生理学的モニタリング
糖尿病療養指導士によるSMBG、糖尿病教室開催
心臓カテーテル検査時の心電図モニタリング など
●スタッフ構成
医師 1名
臨床検査技師 32名(会計年度任用職員6名を含む)
看護師(会計年度任用職員) 1名
准看護師(会計年度任用職員) 1名
検査補助職員(会計年度任用職員) 4名
●資格等
認定輸血検査技師:3名
認定超音波検査士:循環器3名、消化器3名、産婦人科1名、健診3名
血管診療技師:1名
認定臨床微生物検査技師:1名
細胞検査士:3名
国際細胞検査士:3名
認定病理検査技師:3名
認定心電検査技師:2名
青森糖尿病療養指導士:4名
二級臨床検査士:血液学2名、循環器学1名、微生物学1名、臨床化学1名、病理学1名
緊急臨床検査技師:2名
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者:4名
有機溶剤作業主任:5名
一般毒物劇物取扱者:2名
第一種衛生管理者:1名
健康食品管理士:1名
日本DMAT隊員 業務調整員:1名
日本輸血・細胞治療学会I&A視察員:2名
情報処理技術者:1名
●研修生指導
臨床検査技師を目指す学生の臨地実習を受け入れています。実習内容や期間についてはご相談ください。
また、超音波検査や術中モニタリングなどの専門技術の見学や研修についてもお問い合わせください。
●検査項目の説明
検査項目説明(PDF:349KB)
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