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更新日:2023年11月30日
皮膚と排泄に関するケアを専門とする看護師でWOCナースと呼ばれています。スキンケアや排泄ケアは看護の基本となるもので、患者さんの生活の質に大きく関わります。
院内の褥瘡予防ケア、排泄管理を病棟看護師と一緒に実践、指導しています。病棟からの患者情報に耳を傾け、患者さんや病棟看護師を支援しています。外来では、患者さんや家族の思いを尊重し、寄り添うことを大切に、ケアのアドバイスをしています。
褥瘡ケアでは整形外科と外科の医師、管理栄養士、皮膚科外来看護師と一緒に病室へ行ったり、患者さんのケア方法を話しあったり、また皮膚科の医師と情報を共有して連携を図っています。
救急初期治療の現場において、医師と共に患者さんの病態・予測される問題などを迅速に判断し、緊急度に応じた診療・確実な救命技術の実践・救急看護を行っております。また、患者さんだけでなく付き添って来院された家族の方への説明やケアも忘れないよう配慮しています。
救急看護分野において、医療従事者への救急蘇生法トレーニング・急変時の対応や防災訓練など知識・技術の向上を目指し育成することで、患者さんや家族の方へ質の高い看護を提供します。
緩和ケアとは症状を緩和するために行うケアのことです。
どんな病気でも、つらい症状がある方、気持ちをどこかにぶつけたい方、自分らしい生活をしたい方など、どの方にも緩和ケアが必要なときはあります。また、第2の患者と言われているご家族も、悩みをお持ちだと思います。その方にあった最善の方法を一緒に考え、皆さんがいい時間を持ちながらその人らしく暮らしていけるように援助していきたいと思っております。
当院の緩和ケア認定看護師2名は、2階外来棟がん相談支援センターに勤務しております。患者さんだけではなく、ご家族・ご友人からもお話を伺います。病気の事を始め、気持ちのこと、仕事のこと、お金のこと、アピアランス(見た目のこと)等、何でもご相談ください。
がんに関する患者支援への取組みついてはこちらをご覧ください。
糖尿病の治療目標は、糖尿病の合併症を予防し、健康な人と変わらない寿命の確保、健康な人と変わらない人生を送ることです。そのためには、血糖値だけでなく、血圧や体重なども血糖を良好に保つためには大切です。
糖尿病看護認定看護師は、糖尿病を持ちながら自分らしい人生を送れるように、療養行動を一緒に考え、支援していく役割があります。
現在、外来で勤務し、外来患者さんを中心にその方一人ひとりに合わせた療養支援を行っています。また、患者さんのご家族や在宅サービススタッフに対しても情報提供し、良好な血糖状態に保てるよう支援しています。
在宅や地域に向けても、糖尿病看護の質向上のため、糖尿病に関する研修会を企画し行っています。糖尿病看護に関して、困っていることやご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
外来がん化学療法を担当し、抗がん薬を「安全」に取り扱い、薬効を損なうことなく「確実」に投与すること、さらに治療による副作用の苦痛や不安を可能な限り軽減し「安楽」に行われるよう支援しています。
また、がん化学療法を受けられる患者さんとそのご家族の方が治療を納得したうえで継続できるよう共にケアを見出し、安心して治療を受けていただける環境を整えています。がん化学療法に関してお困りの際は、いつでもご相談ください。
感染管理認定看護師は、患者さんをはじめ、ご家族、訪問者はもちろん、病院で働くすべての人を感染症から守ることを目的に活動しています。
「感染対策」は、看護師・医師・薬剤師・臨床検査技師など様々な職種が協力し、感染対策のチームとして活動することが不可欠です。感染管理認定看護師は、各職種で構成された感染対策チーム活動の要として、各職種との調整や感染対策推進の役割を担っています。感染症が発生したときは、感染対策チームとして迅速に対応し、地域の感染症発生動向も把握し、活動に生かしています。また、医療スタッフのみならず、患者さん、ご家族の皆様からの感染症や感染対策の相談・指導も行っております。新型コロナウイルス感染症の流行後は、地域の医療施設、介護施設へ赴き、感染対策指導を行い、地域の感染対策活動も担っています。医療施設、介護施設の皆さま、感染対策で困っていること、ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
集中ケアとは、「生命を脅かす危険な状態の患者が高度な医療を受け、回復することを目的とし、適切な医療・看護を提供すること」となっており、現状に対し最適なケアを提供し、回復過程へのサポートをすることが目的となります。
現在、5階東病棟(外科・泌尿器科)の看護師長として勤務しており、術後の回復過程や退院後の支援など、他職種との連携を中心に患者さんの手助けを病棟スタッフと共に行っています。認定看護師としては、ICUやHCUから研修の相談を受け、企画・勉強会開催を行っています。今後は幅広く相談を受け付けサポートすることで、病院全体の看護の質の向上を目標に頑張っていきます。
脳卒中とは、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の総称です。脳卒中は、それまで普通の生活をしてきた人に突然起こり、意識障害・運動機能障害・摂食嚥下障害・言語障害・高次脳機能障害など様々な症状がでる疾患です。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師は、脳卒中の重篤化を回避するためのモニタリングやケア、活動性維持・促進・合併症予防のための早期リハビリテーションを行い、機能障害が最小限となるように努めます。また、医師・看護師・セラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)・薬剤師・栄養士・ソーシャルワーカーなど、多職種との連携を図り、患者さんの障害に応じた回復支援や生活再構築のための支援も行っています。
認知症の方にとって、入院による環境の変化は、一時的な混乱をもたらし、認知症の行動・心理症状(BPSD)が出現しやすくなるといわれています。また、認知症と診断されていなくても、同様の症状を発症することがあります。
認知症は、加齢によって誰にでも起こる可能性があり、現在、高齢者の4人に1人が発症しています。
認知症看護認定看護師は、入院という環境の中で、ケアの質と安全性に重点を置き、多職種と協働して、認知機能および日常生活動作(ADL)の低下予防に努め、その人らしさを失わないように援助していきます。
現在、私は地域医療連携室に所属して、退院・転院調整と認知症ケアチームでの活動を行っています。その中でも、住み慣れた環境で生活できるように、ご本人・ご家族の意向に添った関わりを大切にしています。認知症に関して心配なこと・気になることなどがありましたら、是非ご相談ください。
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