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更新日:2023年7月20日
近年、カラスが郊外だけでなく都市部でも多く見られるようになり、それに伴い被害も増大しています。
雑食性のカラスにとって、私たちの出す生ゴミは格好の食物です。
都会でカラスが増えた原因は、生ごみなどの食物の供給が豊富であること、街路樹や電柱など巣づくりできる環境が存在することがあげられます。
<ごみの出しかたを工夫する>
<給餌をやめる>
天敵のいない都会のカラスは、給餌をすることで個体数が増え、人に被害をもたらします。人と野生動物の関係は一定の距離を保つことが必要です。カラスへの給餌はやめましょう。また、カラス以外の鳥への給餌もその餌を狙ってカラスが集まるのでやめましょう。
<カラス被害を防ごう>
令和2年6月から無責任な餌付けに関し、動物の愛護及び管理に関する法律に基づく指導等が強化されました。カラスやハトなどへの無責任な餌付けによって、周辺の生活環境が損なわれているときは、原因者に対して、県知事が立入検査、指導、勧告、命令を行い、原因者が命令に違反した場合は50万円以下の罰金が科せられる場合がありますので、カラスやハトへの餌付けはやめましょう。
<作物等の管理を徹底する>
家庭菜園や農用地で発生する作物の残渣は、カラスにとって食物となります。田畑や果樹の管理者は、作物の残渣を放置せず、適切に処理しましょう。また、作物がカラスに荒らされないよう、防鳥ネットやテグスでカラスが近づけないようにしましょう。
<巣を撤去する>
カラスの繁殖期は3~7月です。高木の上層部の幹と枝の間や太い枝の上に、枯れ枝などを積み重ねて巣を造ります。自らが管理する樹木などでカラスが巣を造っている場合には、産卵前に巣を撤去しましょう。また、枝が茂って見通しが悪い木に巣が造られやすいので、適宜剪定を行いましょう。
なお、カラスを含む野生鳥獣は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟に関する法律」により、原則として捕獲(卵の採取を含む)が禁止されていますので、巣に卵やひなが入っている場合はご相談ください。
繁殖期の親ガラスは、自分の子どもを外敵から守るため、巣やひなの近くを通るもの全てに対し、攻撃的になります。
「カッカッ」と激しく鳴くのは、威嚇行動なので、その場から遠ざかりましょう。その場に居続けると、攻撃される可能性があります。
どうしても巣の近くを通らなければならない場合は、帽子をかぶったり、傘をさせば、被害を少なくすることができます。
巣立ちが終わると親ガラスは威嚇をやめ、襲ってくることもなくなります。巣立ちに失敗した場合は、威嚇行動が長引く可能性が高いため、市では、巣立ちに失敗したひなを別の場所に移動させることによって、できるだけみなさんに被害が及ばないようにしています。
Q1.カラスのひなっていつ巣立つの?
A1.5月から7月にかけての初夏の時期に一番多く巣立ちをします。
Q2.親ガラスが神経質になって威嚇などをしてくるのはいつから?
A2.ひなが卵からふ化してから巣立つまでの期間です。
Q3.神経質になっているかを見分けるにはどこを見ればいいの?
A3.電線をクチバシで突付いたり、木の小枝をクチバシで折ったり、あるいは「ガァーガァー」と威嚇するように鳴くしぐさが見られれば神経質になっているといえます。
Q4.人を襲うとき、カラスはやっぱり「クチバシ」で突付いてくるの?
A4.いいえ、クチバシではありません。
カラスは体の構造上、飛びながらクチバシで突付くことはできないそうです。ですから、足のツメでひっかくというのが威嚇の手段と考えて良いでしょう。
Q5.どうなったら親ガラスは静かになるの?
A5.
(1)無事にひなが巣立つこと。
(2)親ガラスの視界からひながいなくなること。
以上の2点が考えられます。
Q6.親ガラスはどういう人を襲うの?
A6.対象はひな及びひなのいる巣の近くを通行する人全員です。
子どもから大人まで区別はないようです。
特に人を襲う場合は、後ろから後頭部を狙ってきます。
Q7.私たちの生活を脅かすカラス自体を退治することはできないの?
A7.カラスは私たちにとって益鳥とは言いにくいものです。しかし、カラスといえども自然界に生息する野鳥の一種でもあるのです。
ですから、むやみに捕獲・駆除することはできません。
市では、カラス追払い機器の貸付を行っています。カラスの集団飛来でお困りのかたは、ページ下の申請書を環境政策課まで提出してください。
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更新情報
2023年7月20日、「カラスとひなに関するQ&A」を追加し、「カラス追払い機器貸付事業」の内容を更新しました。
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