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更新日:2021年10月20日
台風や豪雨などはその襲来時期や規模、被害の程度などの予想が可能です。
このため、事前の対策次第で被害を最小限にすることができます。
台風や大雨が近づいたら、気象情報に十分注意し、適切な対応をしましょう。
台風は熱帯低気圧(熱帯や低緯度地方で発生する低気圧)のひとつで、巨大な空気の渦巻きといえます。
発生数の平均は年間約28個です。そのうち日本に上陸するのは平均約3個で、夏の終わりから秋の初めにかけて多く発生します。
また進路の左側より右側の方が強風になりやすいため被害が大きくなることが予想されます。
集中豪雨は、短時間のうちに狭い地域に集中して降る豪雨のことで、梅雨の終わり頃によく起こります。
狭い地域に限られ突発的に降るため、その予測は比較的困難であり、中小河川の氾濫や土砂崩れ、がけ崩れなどによる大きな被害が予想されます。
がけ付近や造成地、扇状地などは気象情報に十分注意し、万全の対策をとるようにしましょう。
台風の大きさは「風速15m/s以上の半径」、強さは「最大風速」で表されています。
台風の強さ、大きさともに階級分けがされています。
(表現なし) |
風速15m/s以上の半径が500km未満 |
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大型(大きい) |
風速15m/s以上の半径が500km以上800km未満 |
超大型(非常に大きい) |
風速15m/s以上の半径が800km以上 |
(表現なし) |
最大風速が33m/s未満 |
---|---|
強い |
最大風速が33m/s以上44m/s未満 |
非常に強い |
最大風速が44m/s以上54m/s未満 |
猛烈な |
最大風速が54m/s以上 |
風速10m/s |
風に向かって歩きにくくなる。取付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める。 |
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風速15m/s |
風に向かって歩けない。ビニールハウスが壊れ始める。 |
風速20m/s |
しっかりと体を確保しないと転倒する。鋼製シャッターが壊れ始める。 |
風速25m/s |
屋外での行動は危険。立っていられない。樹木が根こそぎ倒れ始める。 |
風速30m/s |
屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる。 |
台風や豪雨の威力は計り知れない反面、事前の対策次第で被害を最小限に抑えることができます。
いざというときに備え、家庭はもちろんまちぐるみで日ごろから対策をとるようにしましょう。
被災後の復旧にも地域の協力体制は欠かせません。
窓ガラス |
ひび割れ、窓枠のがたつきはないか。また強風による飛来物などに備えて、外側から板でふさぐなどの処置をしましょう。 |
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外壁 |
モルタルの壁に亀裂がないか、また板塀に腐りや浮きがないかなどを確認しておきましょう。 |
雨どい・雨戸 |
雨どいに落ち葉や土砂が詰まっていないか、継ぎ目のはずれや塗料のはがれ、腐りがないか確認しておきましょう。 |
屋根 |
瓦のひび、割れ、はがれがないか確認しておきましょう。 |
ブロック塀・板塀 |
ブロック塀にひび割れや破損箇所がないか、確認しておきましょう。 板塀にぐらつき腐りがないか、確認しておきましょう。 |
ベランダ |
鉢植えや物干し竿などの飛散の危険があるものは、室内に入れておきましょう。 |
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プロパンガスのボンベはきちんと固定されていますか? |
造成地 |
豪雨に見舞われると、地盤がゆるんで崩れる危険があります。 |
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扇状地 |
豪雨によって土石流が扇状地を直撃する恐れもあります。 |
山岳地帯 |
山崩れは豪雨だけでなく地震によっても発生する場合があるので、注意が必要です。土石流にも用心してください。 |
ゼロメートル地帯 |
海岸近くのゼロメートル地帯(平均満潮面以下の土地)では、高潮によって浸水の恐れがありますので、ご注意ください。 |
海岸地帯 |
高潮には要注意です。地震の時には津波の被害に最も注意が必要です。 |
河川敷 |
昔、河川敷だった場所や河川の流域は、豪雨によって洪水の危険があります。 |
集中豪雨で増水した野内川(H12)
高潮による道路冠水1.(H11)
高潮による道路冠水2.(H11)
警戒レベルを用いた避難情報等の発令について(内閣府ホームページ)(外部サイトへリンク)
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