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更新日:2023年9月4日
市では、子ども支援と子育て支援のための総合的な計画である「青森市子ども総合計画後期計画~子どもプラン~」を平成23年10月に策定しましたが、この計画の基本理念である「子どもの最善の利益」を保障するための具体的な施策の1つとして、「子どもが自ら成長、発達できる環境づくりを推進」するため、子ども自身の参加により「子どもの権利条例」を制定し、子どもの権利尊重についての明言化を図ることとしました。
「子どもの権利条例」は、青森市の子どもたちみんなの権利が守られ、学校・家庭・地域において、健康で生き生きと成長できるように、みんなの約束を、青森市議会の議決を経て定めるものです。
「子どもの権利」については、 “世界中の子どもたちが健やかに成長できるように” との願いを込めて、1989年11月20日に国際連合で作られ、日本が1994年4月22日に批准(同意)した「子どもの権利条約」という国と国との約束があり、この中で、「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」という権利の4つの柱を掲げていますが、これから市でつくっていく「子どもの権利条例」は、この条約を参考にしながら、より具体的に分かりやすいものにつくりあげていくこととしています。
「子どもの権利条例」の制定にあたっては、 “子ども” と “大人”、それぞれの意見や思いに耳を傾けながら、条例に盛り込む内容などを検討していく必要があると考えています。
“子ども”については、これまで、子どもの権利について学習し、「子どもの権利条約」の理念について普及啓発活動を行ってきた「青森市子ども委員会議」を活用することにしました。
“大人”については、市の児童及び母子の健康福祉に関する事項について調査審議することを目的に設置している「青森市健康福祉審議会児童福祉専門分科会」の皆さんにご協力いただくことにしました。
“子ども” と “大人”が一緒になって作り上げた「(仮称)子どもの権利条例骨子案」について、平成24年9月1日(土曜日)から30日(日曜日)までの1か月間、わたしの意見提案制度(パブリックコメント)を実施しました。
「子どもの権利条例」制定にあたっては、できる限り市民の皆さんのご意見を反映させた条例づくりをしていくこととしていますが、子どもの現状や思い、大人に対する子どもの意識、また、子どもに対する大人の意識、子どもと大人の認識の違いなどを把握することを目的に、市内の小・中・高及び特別支援学校の児童生徒やその保護者などを対象に、「青森市子どもの権利に関する子ども・大人の実態把握調査」を平成24年2月に実施しました。
「実態把握調査」の実施にあたりましては、小・中・高及び特別支援学校の児童生徒やその保護者の皆さんをはじめ、たくさんの方々にご協力いただきました。誠にありがとうございました。
この「実態把握調査」の結果を集計・分析した報告書を平成24年4月に公表しましたので、ご覧ください。(ページ下の添付ファイルをご覧ください。)
市では、子どもの権利条例に盛り込む内容を検討するために、市民の皆さんから直接ご意見をお伺いする「子どもの権利条例意向聴き取り調査」を、平成24年2月から5月にかけて実施しました。
市職員などが学校や各種団体などを訪問し、児童生徒や教員、保護者のかたなどから、それぞれの立場の率直なご意見をお聞きしました。
市では、いただいたご意見を参考にして、
“どのような内容を条例に盛り込んでいったらよいか”
“子どもが自分らしくあるためにはどのようかことが必要か”
というようなことを整理しながら、条例骨子案を作成しました。
この調査でいただいたご意見の概要については、ページ下の添付ファイルをご覧ください。
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2023年9月4日、リンクを修正しました。
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