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更新日:2022年8月31日
陸奥湾は、津軽半島と下北半島に囲まれた我が国屈指の内湾です。
下北郡佐井村焼山埼と東津軽郡平舘村平舘灯台を結ぶ線によって津軽海峡と区別され、海岸線約245キロメートル、平均水深約38メートル、地形は平舘海峡沿岸と夏泊半島の一部を除いて砂浜の海岸が連なっています。
津軽暖流が平舘海峡を経て流入し陸奥湾を周回して津軽海峡へ流出しており、湾口部では早い潮の流れがあるものの、全体的に穏やかな流れとなっています。
陸奥湾には、ホタテガイ、カレイ、イワシ、コウナゴ、ヒラメ、タラなどが生息・来遊し、これらを対象としたホタテガイ養殖、小型定置網、小型機船底曳網、刺網などの漁業が行われています。特に、ホタテガイ養殖漁業は内湾一円に発展し、本海域の重要な産業となっています。
本市の海岸線は42.86キロメートルで、一部の岩盤と砂礫地帯を除くと、ほとんどが遠浅の砂泥質となっています。この海岸線には4漁港、4船溜りが建設されており、背後地には漁業協同組合によって荷捌き施設や養殖篭洗浄施設などが設置されています。
本市の漁業は、かつては回遊魚等を対象とした小型定置網や巻き網、小型機船底曳網などの漁業が主でしたが、昭和45年頃からはホタテガイ養殖技術の確立によって「とる漁業」から「育てる漁業」へと転換し、ここにホタテガイ養殖漁業の隆盛を見ることが出来ました。令和3年のホタテガイの漁獲量は15,095トン、漁獲金額は25億円となっており、ホタテガイ養殖が漁獲金額の約9割を占めています。
しかし、平成22年及び平成24年の陸奥湾の海水温の上昇により、ホタテガイが大量にへい死し、本市の漁業生産に甚大な被害を受けたこともあり、ホタテガイに次ぐ魚種の生産拡大が必要となっています。
更新情報
2022年8月31日、文言を修正し、管内漁業関連施設配置図を追加しました。
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