ホーム > 文化・スポーツ・観光 > 文化・芸術 > 市ゆかりの芸術家 > 関野凖一郎 せきの じゅんいちろう
ここから本文です。
更新日:2015年11月17日
関野凖一郎(1914~1988)は、青森中学校に入学し、佐藤米次郎らによる版画誌の制作に加わったのち、中学校卒業後、今純三からエッチング(銅版画)の技法を学び、優れた才能を開花させました。
1938年(昭和13年)日本版画協会会員となり、1939年(昭和14年)には上京して版画家恩地孝四郎(おんちこうしろう)に師事します。関野は、1953年(昭和28年)ごろから、スイス・ルガノ国際展はじめ、数多くの国際版画美術展や各国主要都市での日本美術展、版画展に出品、受賞することにより、その作品が注目を集めました。
1958年(昭和33年)にはアメリカ・ロックフェラー財団の招聘、1963年(昭和38年)にはアメリカ・フォード財団の招聘、1969年(昭和44年)にはアメリカ・オレゴン州立大学から招待され、渡米しています。これらの海外経験以降、鮮やかな色彩が関野版画の特徴となりました。そして1974年(昭和49年)には、「東海道五十三次シリーズ」55点を制作し、続いて「奥の細道」シリーズ60点を制作するなど、多数の華麗な作品を制作しました。
1927年(昭和2年) | 青森県立青森中学に入学。 |
---|---|
1931年(昭和6年) | 同級生の根市良三、柿崎卓治、佐藤米次郎らの版画同人誌「緑樹夢」に加わる。 |
1932年(昭和7年) | 青森中学卒業。今純三のアトリエを訪れ、銅版画等の技法を習う。 |
1935年(昭和10年) | 帝展入選。 |
1939年(昭和14年) | 上京し、恩地孝四郎に師事。 |
1951年(昭和26年) | 銅版画研究所開設。 |
1953年(昭和28年) | ルガノ国際版画ビエンナーレ点出品。 |
1958年(昭和33年) | ロックフェラー財団の招聘で渡米。欧州歴訪。 |
1961年(昭和36年) | ビリアナ国際版画ビエンナーレ展特別賞。 |
1975年(昭和50年) | 芸術選奨文部大臣賞受賞。 |
1981年(昭和56年) | 紫綬褒章受章。 |
各作品の拡大画像をご覧になる場合、右クリックして「画像のみ表示」を選択してください。
※作品の寸法は 縦×横 単位はセンチメートル
※掲載の作品は全て青森市所蔵作品
※美術作品の掲載には著作権保持者の許諾が必要です。本ホームページに掲載している美術作品の画像を無断で使用することはできません。
堤川工事場 36.0×46.4 銅版 1938年 |
埠頭裏 46.4×35.4 銅版 1937年 |
今純三とそのアトリエ 45.4×32.8 木版 1975年 |
青森市柳町(朝市) 33.0×45.4 木版 1975 |
青森駅 32.4×45.4 木版 1980年 |
奥入瀬渓流 32.4×45.4 木版 1980年 |
岩木山 33.0×46.0 木版 1976年 |
弘前城 32.4×45.4 木版 1980年 |
鯵ヶ沢 33.0×46.0 木版 1976年 |
津軽袰月 33.0×46.0 木版 1977年 |
小川原湖 45.0×33.0 木版 1987年 |
尻屋崎 32.4×45.4 木版 1980年 |
恐山 33.0×46.0 木版 1976年 |
サロベツ原生花園 34.0×46.0 木版 1981年 |
釧路湿原 33.0×45.0 木版 1982年 |
象潟(刈田夕陽) 33.0×45.0 木版 1984年 【奥の細道】 |
鳥海山(豊穣) 33.0×45.0 木版 1984年 【奥の細道】 |
那須野(田植) 33.0×45.0 木版 1982年 【奥の細道】 |
金沢(盛夏) 33.0×46.0 木版 1985年 【奥の細道】 |
親不知(波際) 33.0×45.0 木版 1984年 【奥の細道】 |
両国(花火) 33.0×46.0 木版 1985年 【奥の細道】 |
浅草(浅草寺) 45.0×33.0 木版 1983年 【奥の細道】 |
二川(月天心) 32.0×46.0 木版 1966年 【東海道五十三次】 |
舞坂(朝やけ) 32.0×46.0 木版 1969年 【東海道五十三次】 |
京細雨 45.0×65.0 木版 1972年 |
東寺白雨 46.0×65.3 木版 1970年 |
亀山(武家屋敷) 32.0×46.0 木版 1964年 【東海道五十三次】 |
赤坂(恋猫) 32.0×46.0 木版 1963年 【東海道五十三次】 |
恋猫 44.0×24.0 木版 1957年 |
宮(名古屋城) 32.5×46.0 木版 1961年 【東海道五十三次】 |
赤富士 47.0×65.0 木版 1976年 |
錦秋清水 46.2×65.3 木版 1980年 |
愛宕街道 47.0×66.3 木版 1975年 |
鳴海(雪花紋問屋) 32.0×46.0 木版 1974年 【東海道五十三次】 |
原(甍富士) 32.0×46.0 木版 1964年 【東海道五十三次】 |
関(蓮沼) 32.0×46.0 木版 1969年 【東海道五十三次】 |
宮島 33.0×46.0 木版 1984年 |
鳴門海峡 33.0×45.0 木版 1986年 |
晴天白鷺 82.0×56.0 木版 1977年 |
琉球甍 82.5×55.8 木版 1976年 |
那覇壺屋 33.0×45.7 木版 1982年 |
大漁宝船 45.0×33.0 木版 1986年 |
天壇悠久 82.3×55.7 木版 1978年 |
雲崗石窟の鬼 82.3×55.7 木版 1978年 |
黄金のファラオ 82.0×56.0 木版 1977年 |
地中海 42.4×41.0 木版 1965年 |
王女の棺 (ベルギー) 81.4×56.0 木版 1959年 |
ノートル・ダム・ド・パリ(フランス) 81.6×56.0 木版 1959年 |
森オレゴン (アメリカ) 65.0×47.0 木版 1974年 |
墓とニューヨーク 32.0×52.0 木版 1959年 |
大文字 47.0×68.0 木版 1973年 |
ハートのA 69.3×47.0 木版 1978年 |
寒紅 46.0×34.0 木版 1974年 |
鮎子和装 82.5×56.0 木版 1964年 |
スワンと少女 62.0×47.0 木版 1955年 |
オゼック氏の娘サラ 52.0×40.0 木版 1966年 |
少年と鳩(昼) 52.0×40.0 木版 1966年 |
或る追悼 35.4×47.3 銅版 1954年 |
アイヌ模様 70.0×47.0 木版 1982年 |
淡谷のり子像 69.0×47.0 木版 1981年 |
棟方志功像 65.0×53.0 木版 1968年 |
シルクロードの自画像 81.0×56.0 木版 1981年 |
万暦赤絵の牡丹 68.0×41.0 木版 1981年 |
イタリア壺の薔薇 45.0×33.0 木版 1973年 |
王朝カップのアネモネ 44.2×32.6 木版 1973年 |
朝顔と鯉 67.0×45.5 木版 1981年 |
問合せ
より良いウェブサイトにするために皆さんのご意見をお聞かせください。
Copyright © Aomori City All Rights Resereved.