ここから本文です。
更新日:2024年7月1日
松くい虫被害やナラ枯れ被害が拡大すると、森林の働きが失われ、林業や自然景観などに大きな影響を与えます。
青森県内で発生している森林病害虫による被害には、以下のものがあります。
松くい虫被害とは、体長1mmにも満たない「マツノザイセンチュウ」がマツの樹体に入り増殖し、マツを枯らす伝染病です。
このマツノザイセンチュウを媒介し、被害を蔓延させるのが体長3cmほどの「マツノマダラカミキリ」という昆虫です。
令和6年4月時点では、青森市及び隣接市町村での発生は確認されていません。
ナラ枯れは、体長5mm程度の「カシノナガキクイムシ」が、コナラやミズナラといったブナ科の広葉樹に「ナラ菌」という菌類を持ち込むことで発生する、樹木の伝染病です。ナラ枯れは、40年生以上で直径30cm以上ある老齢の大径木ほど被害が受けやすい傾向があります。
令和5年9月、被害木が1本確認されました。
被害の拡大を未然に防ぐためには、葉が黄色に変色していたり、枯れたマツやナラの木を早い段階で取り除くことが重要です。
自宅の庭木や街路樹、山林などで以下のようなマツやナラを見かけたら、下記までお知らせください。
葉が赤褐色に変色し、枯れている・枯れかかっているマツの木
松くい虫被害及びナラ枯れ被害は、マツノマダラカミキリやカシノナガキクイムシの移動に伴って被害が拡大します。そのため、これらの媒介昆虫が付着した木材を移動させることや、生立木等の伐採・枝払い等の作業によって媒介昆虫を誘引することは、被害の更なる拡大につながります。
被害拡大防止のため、マツやナラの木を伐採・移動・利用する際は、青森県が作成した留意事項を遵守してくださるようご協力をお願いします。
問合せ
より良いウェブサイトにするために皆さんのご意見をお聞かせください。
Copyright © Aomori City All Rights Resereved.