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更新日:2017年2月1日
わたしたちの暮らしに欠かすことのできない水。その水は、地球が育んだ水を資源とし、安心・安全に飲むことができる水として、お客さまにお届けしています。
しかし、その水は無限ではなく、限りある資源です。地球温暖化防止や自然環境の保全のためにも、限りある資源を大切に使うよう心がけたいものです。
そこで、普段の家庭生活でもできる節水方法や水環境保全の取組をご紹介します。地球環境だけでなく、家計をも助ける効果がありますので、皆さんも取り組んでみてはいかがでしょうか。
はじめに、家庭での水の使われ方を見てみましょう。
グラフのとおり、お風呂が全体の40%を占めています。以下、トイレ・炊事・洗濯と続いています。
これら4つの水の使い方を見直すことが、節水のポイントとなりそうです。
次に、世帯人員別の1か月当たりの使用水量を見てみます。
○世帯人員別の1か月当たりの平均使用水量
世帯人員 | 使用水量 | 世帯人員 | 使用水量 |
---|---|---|---|
1人 | 8.0立方メートル | 4人 | 25.1立方メートル |
2人 | 16.2立方メートル | 5人 | 29.6立方メートル |
3人 | 20.8立方メートル | 6人 | 35.4立方メートル |
(東京都水道局平成24年度生活用水等実績調査より)
表のとおり、1人世帯で1か月当たり8.0立方メートル、4人世帯では25.1立方メートルの水が使われています。
身近な500ミリリットルのペットボトルに置き換えてみると、1人世帯では約1万6千本、4人世帯では5万2百本となります。
一つの家庭でこれだけ多くの水を使用しているのですから、青森市の人口を考えると、もう想像がつかないほどたくさんの水を使っていることがお分かりいただけると思います。
でも、たくさん使っているということは、わたしたち一人一人が少しずつでも節水したら、市全体ではたくさんの水が節約できるのではないでしょうか。
それでは、実際に節水するには、具体的にどんな方法があるのでしょうか。
ここでは、主な節水方法の例をみていきたいと思います。
・シャワーはこまめに開け閉めをしましょう!(1分間出しっぱなしにすると約12リットルの水が流れてしまいます。)
・お湯の沸かしすぎ、ためすぎに注意しましょう!(お湯の温度下げるのに、水を使うからです。)
・一度お湯が冷めたら、温めなおさなければならないので、2人以上が入浴する場合は、できるだけ続けて入りましょう!(追い炊き機能の活用も有効です。)
・残り湯は、お風呂場の掃除や、洗濯、洗車、植物への散水に再利用しましょう!
・洗濯への再利用は、水道料金の節約にもなりますし、水道水より温度が高いので、洗剤の溶けもよくなります。
・洗濯物はある程度ためて、洗濯槽の8割をめやすに、まとめ洗いをしましょう。(小物1~3枚のときは、手洗いしましょう。)
・洗剤は適量で!(洗剤が多すぎると、泡だらけになって、すすぎの水がたくさん必要になります。)
・節水型の洗濯機を使いましょう!(4~30リットルの節水効果があるようです。)
※入浴剤が入った残り湯の再利用は、衣類の色落ちや着色の原因になることもあるので注意してください。
・大小レバーを使い分けしましょう!(小レバーは大レバーに比べて約2リットルの節水になります。)
・2度流しはやめましょう!
・蛇口はこまめに開け閉めしましょう!(流しっぱなしにすると、1分間で約12リットルの水が出ます。)
・洗剤は適量を使いましょう!
・食器の油分などは紙などでふいてから、洗いましょう!
・流し洗いはやめ、ため洗いやつけおき洗いで!(1日約80リットルも節水できます。)
・食材(野菜など)を洗うときも、流し洗いではなく、ため洗いにしましょう!
(1日約44リットル節水できる)
・野菜を洗った水やお米のとぎ汁などは、植物への散水などに再利用しましょう!
・植物や庭への散水や洗車のときは、ホースの蛇口をこまめに開け閉めしましょう!
・バケツやジョウロを使うと、水の量を少なくすることができます。(お米のとぎ汁なども再利用しましょう!)
・洗車は、バケツで!(ホースでの流し洗いでは約240Lの水を使用しますが、バケツ5杯分で洗車すれば約50リットルの使用ですみます。1回の洗車で約190Lも節水できます。)
・歯をみがくときに使う水はコップにくみましょう!(30秒間水を流しっぱなしにすると約6リットルの水を使いますが、コップにくんでみがくと、約0.6リットル程度の水ですみます。)
ここまで、節水のポイントを種類ごとに見てきました。
それでは、それぞれの節水を行うことによって、どのくらいの水が節約でき、どのくらいの料金を節約することができるのでしょうか。
下の表は、節水ポイントごとの節約水量・料金を世帯人員別に示したものです。
あくまで理論上の数字ではありますが、節水に取組んでいただく際のめやすとしてご覧ください。
次に、水環境の保全についてご紹介します。
水は私たちが暮らしていくうえで、なくてはならないものです。
私たちは日々たくさんの水を使っていますが、使われた水のほとんどは下水道施設などできれいに処理されるか、そのまま川や海へ流されます。川や海の汚れは、家庭からの排水が大きな原因です。
海の水は、太陽であたためられ蒸発して雲になり、雨を降らせ、川や海に流れます。このような循環を繰り返しています。
きれいな水が必要なのは、私たちも川や海に住む生物も同じなのです。
水道部では、水源地やその周辺が、ごみなどで汚れないよう見回りをしたり、水源地の上流部に植林するなどし、おいしい水を守るよう努めています。
それでは、家庭でもできる生活排水対策をご紹介します。
「節水」とも密接に関係していますので、皆さんも取り組んでみてください。
・排水口にはネットを利用して髪の毛などが流れないようにしましょう!
・シャンプーやリンスなどは、適切な量を使いましょう!
・洗濯機のくず取りネットで洗濯くずをキャッチしましょう!
・こまめに掃除して、洗剤の量を減らしましょう!
・調理くずは、三角コーナーや水切り袋を利用しキャッチしましょう!
・油は上手に活用して、できるだけ使い切りましょう!やむを得ず捨てる場合は、新聞紙などで吸い取ってから捨てましょう!
・洗剤や石けんは適切な量を使いましょう!
・食べ残しや飲み残しがないよう、食事は必要な分量だけ用意しましょう!
・家の前の側溝や路面の清掃を心がけ、ごみや汚れた水が川などに流れ込まないようにしましょう!
・浄化槽は適正に管理しましょう!
・地域でのごみ出しルールを守りましょう!
・屋外で出たごみは持ち帰るようにしましょう!
ここまで、主な節水方法や節約金額のめやす、水環境の保全について見てきました。
節水方法一つ一つの節水量は、わずかなものもありますが、1か月や1年という長い目で見ると、かなりの量が節水できますし、水道料金もお得になることがわかると思います。
水環境の保全についても、一つ一つは小さな取組みかもしれませんが、みんなが取り組めば、大きな効果が得られます。
いきなり、すべての節水などの取組みを始めようと思っても、なかなか難しいかもしれませんので、何か一つでも始めてみて、少しずつ他の方法を取り入れてみてもいいかもしれませんね!
造道小学校4年生の皆さんが、総合学習「水はどこへ」の一環として、水の供給や浄化に関わる二酸化炭素量や電気量、節水への取組について、グループに分かれて研究しました。
その研究成果をチラシや壁新聞にして、地域の皆様へ情報発信する活動を行いました。
今回の活動をきかっけに、「地球のため、ほかの人のために何ができるだろう」ということを考えてくれればうれしいです。
造道小学校の皆さん、どうもありがとうございました!!
造道小の皆さんから届いた手紙や壁新聞
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