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更新日:2024年8月23日
医療的ケア児は、病院以外の場所で、人工呼吸器や胃ろう等の使用、痰の吸引や経管栄養などの医療的なケアを日常的に必要とします。
厚生労働省の調査によると、医学の進歩を背景として、NICU(新生児集中治療室)等に長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃ろう等を使用し、たんの吸引等の医療的ケアが日常的に必要なお子さんの数は、推計で全国では18,000人を超えています。
市では、令和3年2月に東青市町村による「青森圏域医療的ケア児支援体制協議の場」を立上げ、協議の場を開催し支援体制の構築について協議を行っています。
青森圏域医療的ケア児支援体制協議の場については、医療的ケア児等の個人情報を用いた会議であるため、原則、非公開で開催しています。
関係部局が連携し、横のつながりを持たせることで、医療的ケア児の発達段階において切れ間なく支援が行われるよう取組んでいます。
医療的ケア児等が地域で生活していくためには、関係機関が連携してライフステージを通した一貫した支援を行っていくことが重要であり、そのためには情報共有が大きな課題となります。
この度、切れ目のない支援を行っていくための情報共有ツールとして「青森圏域医療的ケア児サポートブック」を作成いたしましたので、ご活用ください。
サポートブックの使いかた
1書く
日々の関りの中で行っている支援(接しかたや対応の工夫等)について、家庭での様子や支援のネットワーク図等を書いていきましょう。本人の特性をより理解することができ、今後の新しい対応や工夫を考えるきっかけになります。
2伝える
ライフステージや支援者が変わる際に、医療的ケア児に関する情報を新しく関わる人たちに伝えることは、慣れない環境の中で本人が安心して過ごすためにとても大切なことです。サポートブックを使うことで、関係機関や関わる人が変わる度に同じことを最初から説明しなくて済みます。
3記録する
サポートブックに、その時々の状況を書き記して積みかさねていくことは、医療的ケア児本人の成長の記録となります。情報の積みかさねは、将来の様々な取組に役立つでしょう。
4守る
サポートブックには、個人情報はもとより支援者や関係機関に関する情報が記載されていますので、プライバシーに十分配慮し慎重に取り扱うことが必要です。保護者または医療的ケア児本人が許可した支援者等だけがサポートブックを見ることができるなど取り決めましょう。
(製本版)青森圏域医療的ケア児サポートブック(PDF:1,460KB)
【印刷はこちらからお願いします】
※印刷時の注意点
印刷する際は、印刷設定を両面短辺閉じA4横に設定の上、
印刷を行ってください。
印刷後の様式を谷折りすることで、A5版の冊子になります。
(印刷用)青森圏域医療的ケア児サポートブック(エクセル:975KB)※デスクトップに「名前を付けて保存」してご利用ください
(印刷用)青森圏域医療的ケア児サポートブック(PDF:1,307KB)
青森市における受入可能な事業所の一覧を掲載していますので、事業所の利用を希望する際に参考にしてください。
【青森市】医療的ケア児の受入可能な事業所(令和6年6月現在)(PDF:426KB)
また、青森県のサイトでは、青森県内で受入可能な施設の一覧を掲載していますので、事業所や保育所等の利用を希望する際に参考にしてください。
なお、一覧において受入可能な施設であっても、児童の症状によっては受入ができない場合がありますので、事業所及び保育所等の利用を検討する際は、希望する施設へ直接ご相談ください。
医療的ケア児の受入可能な事業所等について(青森県)(外部サイトへリンク)
小児慢性特定疾病児童とその家族を対象に、自立支援員による相談を行っています。
また、医療的ケア児への支援も含め、保健・医療・福祉・教育・就労等の情報を包括的に提供できるようまとめた「慢性疾病や医療的ケアのあるお子さんとご家族のためのガイドブック~ふくろうガイドブック」を作成しています。
小児慢性特定疾病児童等自立支援事業(青森市)
「青森市医療的ケア児災害時マニュアル」は、医療的ケア児とその家族が災害に対応するための知識、情報及び物品等を共有し、平時からどのような準備を進めるか、当事者・家族と支援者が協力して取り組むための情報をまとめ、災害時に最適な行動ができることを目的に作成しています。
青森市医療的ケア児災害時マニュアル(記入例)(PDF:326KB)
更新情報
2024年8月23日、「青森市医療的ケア児災害時マニュアル」を更新しました。
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