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更新日:2022年4月25日
蚊が媒介するジカウイルスによる疾患で、中南米・カリブ海地域やアジア太平洋地域を中心に、ジカウイルス感染症が多数報告されています。さらに、シンガポールやタイ、ベトナム、マレーシア等の近隣諸国においても国内感染が確認されました。症状は軽く、2~7日続いた後に治り、予後は比較的良好な感染症です。
ジカウイルスは母体から胎児への垂直感染を起こすことがあり(先天性ジカウイルス感染症)、小頭症などの先天性障害を起こす可能性があるとされていることから、特に妊婦及び妊娠の可能性があるかたは、可能な限り流行地域への渡航は控えてください。
ジカウイルスを持った蚊に刺されることによって感染します(ヒト→蚊→ヒト)。基本的に、感染したヒトから他のヒトに直接感染するような病気ではありませんが、稀なケースとして、輸血や性行為による感染が指摘されています。
主に5月中旬~10月下旬
2~12日(多くは2~7日)と言われています。
主として軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感等が現れます。これらの症状は軽く、2~7日続いて治まります。
現時点で有効なワクチンはありませんので、予防には蚊に刺されないようにすることが重要です。海外の流行地域に出かける際は、肌を露出しないように長袖・長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きは避けましょう。また、虫よけ剤の利用も有効です。
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