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更新日:2014年12月22日

有形文化財 木彫釈迦牟尼如来座像

江戸時代初期の遊行僧円空の作品である。円空は若くして母を洪水で亡くし、その供養のため仏門に入り、30歳を過ぎてから布教伝道により庶民の嘆き苦しみを救おうと、辺境の地を巡ったと伝えられている。その足跡には数多くの作仏が残され、青森県内では十数体発見されている。
円空仏の特徴は、一本の素木をそのまま鉈で裁ち彫り上げ、仏像彫刻の伝統にとらわれないところにあるといわれているが、この像にも無限の生命感があり、素朴さと暖かさの中に祈りの心が秘められている。
指定物件は、円空の比較的初期の作と考えられており、宗教的信仰と慈悲の心が率直明快に表現された貴重な作品である。


有形文化財 木彫釈迦牟尼如来座像

問合せ

所属課室:青森市教育委員会事務局文化遺産課 

青森市野沢字沢部108番地3 縄文の学び舎小牧野館2階

電話番号:017-718-1392・017-718-1389

ファックス番号:017-718-1394

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